今日は少しシリアス&ダークなお話ですが、より多くの人により早い段階で現実を知ってもらいたいと率直に思うので、まずはネパールでの製作環境について書きたいと思います。
私たち
AP+
Sorazoraでは今、衣料製作において切っても切り離せない地球環境に関してリサーチを続けています。調べれば調べる程たくさんの問題がリンクしていて、とてもとても一回の記事では書ききれません。なので少しずつ小分けにして、このブログでは日本語で、
Sorazoraブログからは英語で発信していきたいと思います。
AP+Soraozora製品は全てネパールで製作しています。
ネパールにはまだありのままの自然がたくさん残っていて、きれいに澄んだ川もたくさんあります。その反面、首都カトマンズはごみ溜めです。川はかろうじて流れていますが、黒くよどみ、刺激臭を放ち人々にごみを投げ込まれるごみ捨て場になってしまっています。
カトマンズ:Bagmati River 2010年1月撮影
下水システムが発達していないカトマンズでは、染色工場から大量に出る汚水は川に直接流れます。そして、私たち日本を含む先進国への消費物の為に日々生産されている製品のほとんどは、有害物質を多く含む化学染料が使用されています。APも最近までずっとそうした製作を続けていました。目に見えている現実をなんとなく流してしまっていました。システムがないからしょうがない。誰かがなんとかする。国が、政府が、市民がやるべきだ。なんて文句ばかり言っていました。しかし、カトマンズの川を見続けてきて、ネパールで生活する時間が増えて来て、ようやく気づきました。大きな、大きな、おおきな間違いに。汚しているのは自分自身なんだと。
ただきれいごとを並べていくだけでは、人は誰もついてきてくれないですねー。そして自己嫌悪に陥っている猶予は全くないのですねー。なんてったって人生たった100年生きて万々歳な訳ですから。だから自分たちからまず行動するべきだと、ない頭を絞りに絞り出来ることから少しずつ行動している現状です。
AP+
Sorazoraがファッションを通じて出来る事はたくさんあります。製作においては、自然に還る素材を使う事。化学染料を一切使用しない事。排気ガスが充満するカトマンズでできるだけ自転車やバスで移動を心がける事。そして今はまだ実行できていない課題も、無知な事もまだまだまーーーーだ山のようにたくさんあります。
一気にやるのは誰にだって負担が大きすぎて、前にも進めなくなるもの。だからひとりひとりが少しずつでいいんです。日本にいるみんなにもきっと出来る事はたくさんあります。サラリーマンだって、OLだって、ミュージシャンだって、アーティストだって、自営業者だって、主婦だって、学生だって、誰もがリンクしている地球環境です。ものが豊富で豊かな暮らしをしている人が大多数の日本。ネパールを含む多くの産業大国で起こっている事は、他人事ではないんです。周りにあふれる製品を見れば、ほらほら一目瞭然でしょ。
まずは身近な事からぜひ疑問を感じて、家族や友達と話してみて下さい。
あなたの着ている服の色はどこからきているか知っていますか?
↓上記疑問に興味がある方は、ぜひこちらもご覧下さい。ちなみに英語です。
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