6月の慌ただしい日々も過ぎ去り、気づけばもう7月。夏至を過ぎた今、切なくも少しずつ短くなっていく日照時間。それでもイングランドの夏の夜はまだまだ明るい。夜9時を過ぎたあたりで少しずつ太陽が沈んでいく、こんなに明るいんだもの、そりゃあ大人も子どもも力尽きるまで外で遊びたくなるわさ。この国のフェスカルチャーも太陽と共にこうして自然に根付いていったのかもね。そして夏至を過ぎたばかりのイングランドで一番いい時期に、ほぼ毎年開催されるUKで一番大きなミュージックフェスティバル、グラストンベリー。へーい、
Sorazora 今年も参戦してきましたぜーい。
世界最大級のUKミュージックフェスティバル
Glastonbury。Sorazora 最後の大きな出店は去年の7月末。ほぼ一年ぶりの大型出店なわけで、アレいるコレいらないなんて準備にあたふた... と終わってしまった今振り返ると、あーなんてあっという間だったんだろう。帰って来てからもう一週間も経つ。日に日に忘れてしまう事もあるだろうけど、少しでも書き残したいとおもいます。
開催前と後はすばらしい快晴っぷり。金土はなんともイングランドっぽい天気な雨インターバル。何回降ったかな〜。おかげで道はどろどろに。Sorazoraは3度目の同じ場所、グリーンフィールドの丘の上での店開きでした。このエリアは日中多くのワークショップが繰り広げられる"グリーンクラフツ"があり、フェスの中で創作意欲が発散できる唯一の場所でもあり、人ごみに疲れた時の癒しの場でもある。ワークショップはバスケットウィービング、ストーンカービング、木製スプーンカービング、花冠作りなどなど、気軽に誰でも体験できる。展示作品も足を止められるものばかり。
柳で作った牛さーん。糞までモー... こっこまかい...。一体250ポンド程でどなたか購入されたそうでーす。
雨雲バックにどーんとめっきくじらくーん。
おとぎ話に出てきそうな、心癒されるミニチュアガーデン♪
丘を下り始めると、左手に"Green Futures" のエリアが広がり、中にはSmall World ソーラーパワーステージがあったり、キャンペーンブースが多々あります。そして、さらに下ると、"Green Peace"のエリアが広がり、その先をさらに下るととうとうフラットなマーケットエリアに辿り着く。そこまで行くとどこもかしこもヒト、ヒト、ヒト。アリンコの群れを見てるような錯覚に陥る瞬間。もちろん自分もそのアリンコの一匹で。今年も18万人近くのアリ...もといヒトがこの一週間にこのファームに集結したようで。私は人波にもまれ数分もするとすぐに丘の上に帰りたい症候止められずで、今年はこの先まで行く事はありませんでしたが。この5日間、数えきれないほどの素晴らしいステージが披露されていたことでしょう。そう、中に入ってみれば、ビッグなアミューズメントパークみたいなもんでもあり、エンターテイメントと呼ばれるものは全てここにある。そして全てを見る事はまず不可能なのである。
去年は店の前でドリームキャッチャーを作ってたっけな。今年はSorazoraの店の上にドリームキャッチャー風のデコを掲げてみた。アイビーのつるで作った輪っかにヘンプウールで編んだカギ編みパーツをくっつけて。持ってたものを組み合わせただけとはいえ、1週間前からの土壇場制作の割になかなかいいじゃないか、なんて心の中で自負してたりもするけど、何度見てもやはり自分の中での完成度は低い。ひとつの過程として見れば納得いくから、そうする事にしよう。
久々のフェス出店とあって、うれしい再会の連続。フェスでしか会わない人たちや遠方に住む友人たち。一番うれしかったのは米国留学の勉強を共にしていた旧友が日本から来ていて、なんと14年ぶりに再会♪まさかこの地で会えるとはね、変わってなかったなぁ〜。
グラストンベリーから帰って来てから死んだ様に眠る日々、週末のマーケット出店を挟み、ようやく疲れがとれてきた今です。楽しいフェス出店はハードワークの連続で体に応える。さぁお次は大好きなWOMADに向けて始動なり!グラストンベリーの為に作ったドリームキャッチャーたちはお見事完売しました☆ぱちぱちぱち。なので、WOMAD用にまた作りまひょっと。